フワフワの三毛猫

こんな日がやってくることはわかっていても、やっぱり悲しいな。

拾ってから４年飼っていた猫が死んだ。今まで何度も病院には連れてってたが、もう黄疸が出ちまっててどうにもならんかったみたいだ。ソファーから転げ落ちても、もう上がれないくらい弱ってて、おかんが朝まで寄り添って寝てたが、朝になったらもう・・って状況だったらしい。

うちの家族は俺が小２の頃辺りから、猫を飼い続けている。もう猫が居るってのが当たり前のライフスタイルなのだ。見取った数ももう片手じゃ収まらん。
だけどその節目節目に空白の時間が訪れる。

猫が居ない空白の時間、両親はまず同じ部屋で寝なくなる。それに見かねて、知り合いの近所にうろつく野良猫をもらったり、俺が拾ってくるわけだが。

昨日死んだ猫は、雑種だが成年になってもフワフワの毛を保つ珍しいメスの三毛猫だった。（オスで三毛ならもっと珍しいが。）
うちではここ２年で４度、仔猫が生まれているのだが、いずれもうちに住みついている野良猫（今でも慣ついていない）のもので、あのフワフワの猫の仔猫ではなかった。生まれた仔猫（計１５匹）は地域新聞の載せてもらって、毎回里親を探すのだけれども。

あの猫の仔猫を見たかったなぁ。