SPIRAL

うとうとしていた朝６時半、テレビではフィギュアスケートと 山本寛斎のKANSAI SUPER SHOW のＣＭがやたらと流れていた。
イメージソングは長渕剛だ。

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ふと街中に現れた長渕剛。人々がざわめく中、｢一緒に写真を撮ってください。｣というと、彼は快く｢おう、いいよ。｣と返事をくれた。
ライブかなんかの終了後、建物脇で写真を撮ることに。
すると長渕剛は地面に額をつけて｢いいか？しっかり撮れよ？｣　｢えっ！？｣　
なんとブレイクダンスのヘッドスピンを始めたのだ。
クルクルと高速回転をしながら、｢早く撮ぅれぇ～～～いぃぃぃっ！！｣
｢いやっ・・でもっ！！｣　とまどいながらも携帯電話のカメラのシャッターを切る。カシャッ・・
｢どうだ・・はぁ・・しっかりとれたか・・はぁ・・｣
｢はっ・・はいっ！！・・・あれっ！？無い・・。｣データフォルダを見ても写真は入っていない。
｢すんませんっ！　どっかに入ってるとは思うんですけどっ！
　っていうか一緒に撮ってほしいんすけどっ！！｣
｢だろうな。｣　　”だろうな”じゃねぇよ。
んで一緒に居たＨに携帯を渡すも｢えぇ～・・俺いいよ・・。｣いやいや・・写るの君じゃなくて・・つ～か相変わらず引っ込み思案だな。君も。
しょうがねぇ。Ｏに渡そう・・としたら、あんにゃろう知らん顔。最初に写真とろうぜって言ったのは君だぞ。まったく。

しょうがねぇから自分撮り。
しかし携帯背面についたカメラでの撮影なのでフレームがどうなってんだかわからん。
でも撮ってみた。カシャ・・

｢このやろう。後ろの壁しか写って無ぇじゃねぇかっ！！｣
｢すいませんすいませんっ！！でもインカメラ（携帯内側の）を使えば。だからもう一枚。｣

カシャ・・

｢・・・長渕さん手で顔かくしたら誰だかわかんないっすよっ！｣
｢がはは。｣

”がはは”じゃねぇだろ。



携帯のアラームがジリリリリッ・・
何この夢。