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2005/02/19 (Sat)
警察署を探していた俺は、4人で話している警官に声をかけた。
そのうちの一人が「コンニチハ」と言ったんだ。
フェルナンド・ゴンザレス 28歳。
俺の旅に完璧な成功をもたらしてくれたメヒカーノだ。
メキシコにある天理教の寺で日本語を学んだんだと。
カタコトっつ~か挨拶程度だけど、日本語を知っているんだわ。
日本に興味を持ってくれてるだけで、かなり心強かったよ。
そんで、フェルナンドが警察署に連れてってやるからついて来いっていうんで、
まぁ、警察署までいったんだ。(目の前にあったw)
んで話をつけてもらったんだが、どうやらそこでは紛失届が出せないって話になって、
俺は、警察官の格好をしたフェルナンドと二人でメトロに乗って
他の警察署がある駅まで行ったんだ。
メトロに乗るとき、「電車賃は払わなくていいよ」って言われたんだけど
俺は払った。律儀な日本人代表として。たかだか2ペソ(約26円)だけどな。
そうそう、フェルナンドは英語が話せるんだ。英検2級くらいの。
俺も英検2級もってるけど、
英語圏の人間と話す機会が多い分、あっちのほうが全然しゃべれてた。
電車の中で、「日本は今寒いんだよ。」とか「年は25歳だ。」とか話したり、
「なんで一人旅してんだ?」とか「彼女は居ないのか?」とか聞かれたり、
まぁそんなこんなで他の警察署がある駅についた。
ぶっとい鉄格子の柵がある警察署。まるで刑務所。
っつ~かここでもダメだったんだけどな。
んで手続きが出せる警察署の場所を聞いているときに、
フェルナンドが「日本の電話番号と住所を教えてくれ」なんていうわけだよ。
俺は「電話すんの・・?」なんて聞いたら、「そうだ」なんて言うんだよ。
おいおい・・勘弁してくれよ。
外人の、それも・・警察から・・しかもスペイン語で電話かかってきたら
親びびるだろ。下手したら理解できなくて俺死んだと思われねぇ?
まぁそんなこと考えてたけど、どうやら仕事とかではなく、
普通に話して見たいらしい。教えたけど、「絶対話せないよ?」なんていって、
その場は電話しなかったんだ。
そのうち、かかってくんのかな・・?
まぁ携帯の番号も帰るときに教えたから、かかってくるならそっちだろう。
んでその警察署を出て、
またメトロに乗って、ソナロッサっていう街へ行き、そっから乗合バスに乗った。
(一人旅じゃ初めて乗るには勇気がいる。
こういう機会に乗れてよかったよ。一律3.5ペソだったかな。)
で、警察署の近くで降りて、歩きながら
Fernando 「おまえ腹は減ってるか?なんか奢ってやるよ。だって俺らはアミーゴだ。」
なんて言ってくれたわけだよ。感動だねぇ。
で、 Fernando 「君にとってカードの紛失届を出すことは重要かい?」 って言われたから、
俺は
「もうカードの使用は止めてもらったから、そんなに重要じゃないよ。」
なんて飯くう気 満々だったんだけど、
そしたらフェルナンドは店を指差して
「あの店の人たちにとっては重要なんだよ。」
なんて真面目にいいよった。
・・・汚ぇw 飯食う流れだろ今の。
俺 「オ~・・イッツ ジョーク。」
Fernando 「ジョーク?ヨーク?」(スペイン語は”J”を発音しない)
俺 「イエス。イッツ ヨーク・・」
んで他の警察署について、やっと紛失届を出したんだ。
スペイン語のフォームか英語のフォームのどっちがいいか聞かれて、
とりあえず英語選んどいた。まぁどっちにしてもわからなかったけど。
コレの裏には”宗教”とか書く欄があるんだけど、
「無いよ」っていったら、nothingってかけって言われたんで、
そうかいといた。仏教なのかな?まぁ無しでいいだろ。
そのことについて帰りのバスの中で
Fernando 「おまえ宗教はないのか?カトリックじゃないの?」 って聞かれたんだが
俺 「No.I have no religion. ROCK'N'ROLL is my religion.」 って言ってやったわ。
んで届け出が済んで、ビデオカメラにフェルナンドの紹介を撮らしてもらった。
Fernand 「コンニチハ。ワタシハ フェルナンド ゴンザレス デス。
I'm a police officer. ~~~~」
まぁこんなんだ。あとはスペイン語でわからん。勉強しねぇと。
んで、何が食いたいって話になったんだ。
で、「お前なにが好きだ?」って聞かれて、俺は「鶏肉が好きだ。」と答えた。
逆に「Fernandoは何が好きなんだ?」って聞いてみたら
Fernando 「チョーファン。チョーファン。」
なんて言うわけですよ。
何だろう・・チョーファンて・・・
俺 「Japanese food?」
Fernando 「イエス。チョーファン。」 っていうわけですよ。
なんだろう・・・・・
Σ( ̄□ ̄;)!!
チャーハンだっ!!
Japanese food じゃねぇ・・・w
そんな話をしながら 「で、何が食いたいんだ?」って話になって
俺は 「うまいタコスが食いたい。」っていったら、行きつけのタコス屋に連れてってくれたんだ。
そんで、何と、白昼堂々。警察官と2人でビール飲みながらタコスくったんだよ。
警察官、ビール飲んでんだぜ。日本じゃありえない現実がメキシコにはあったよ。
んで、
「サルーってのは日本では『カンパイ』って言うんだよ。
飯を食い始める時、日本では『いただきます』、終わる時は『ごちそうさま』って言うんだよ。」
なんて話しながら飯をくった。メキシコには飯の挨拶がないみたいだから。
んで飯食い終わって、帰りのメトロに乗った。
メトロには中吊り広告があってね、そこに 『SEXO FERIA』 って書いてあったんだ。
んでフェルナンドがそれをみて言った。
Fernando 「Are you interested in SEXO FERIA?」
セクソフェリアに興味はあるか? だってさ。
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そのうちの一人が「コンニチハ」と言ったんだ。
フェルナンド・ゴンザレス 28歳。
俺の旅に完璧な成功をもたらしてくれたメヒカーノだ。
メキシコにある天理教の寺で日本語を学んだんだと。
カタコトっつ~か挨拶程度だけど、日本語を知っているんだわ。
日本に興味を持ってくれてるだけで、かなり心強かったよ。
そんで、フェルナンドが警察署に連れてってやるからついて来いっていうんで、
まぁ、警察署までいったんだ。(目の前にあったw)
んで話をつけてもらったんだが、どうやらそこでは紛失届が出せないって話になって、
俺は、警察官の格好をしたフェルナンドと二人でメトロに乗って
他の警察署がある駅まで行ったんだ。
メトロに乗るとき、「電車賃は払わなくていいよ」って言われたんだけど
俺は払った。律儀な日本人代表として。たかだか2ペソ(約26円)だけどな。
そうそう、フェルナンドは英語が話せるんだ。英検2級くらいの。
俺も英検2級もってるけど、
英語圏の人間と話す機会が多い分、あっちのほうが全然しゃべれてた。
電車の中で、「日本は今寒いんだよ。」とか「年は25歳だ。」とか話したり、
「なんで一人旅してんだ?」とか「彼女は居ないのか?」とか聞かれたり、
まぁそんなこんなで他の警察署がある駅についた。
ぶっとい鉄格子の柵がある警察署。まるで刑務所。
っつ~かここでもダメだったんだけどな。
んで手続きが出せる警察署の場所を聞いているときに、
フェルナンドが「日本の電話番号と住所を教えてくれ」なんていうわけだよ。
俺は「電話すんの・・?」なんて聞いたら、「そうだ」なんて言うんだよ。
おいおい・・勘弁してくれよ。
外人の、それも・・警察から・・しかもスペイン語で電話かかってきたら
親びびるだろ。下手したら理解できなくて俺死んだと思われねぇ?
まぁそんなこと考えてたけど、どうやら仕事とかではなく、
普通に話して見たいらしい。教えたけど、「絶対話せないよ?」なんていって、
その場は電話しなかったんだ。
そのうち、かかってくんのかな・・?
まぁ携帯の番号も帰るときに教えたから、かかってくるならそっちだろう。
んでその警察署を出て、
またメトロに乗って、ソナロッサっていう街へ行き、そっから乗合バスに乗った。
(一人旅じゃ初めて乗るには勇気がいる。
こういう機会に乗れてよかったよ。一律3.5ペソだったかな。)
で、警察署の近くで降りて、歩きながら
Fernando 「おまえ腹は減ってるか?なんか奢ってやるよ。だって俺らはアミーゴだ。」
なんて言ってくれたわけだよ。感動だねぇ。
で、 Fernando 「君にとってカードの紛失届を出すことは重要かい?」 って言われたから、
俺は
「もうカードの使用は止めてもらったから、そんなに重要じゃないよ。」
なんて飯くう気 満々だったんだけど、
そしたらフェルナンドは店を指差して
「あの店の人たちにとっては重要なんだよ。」
なんて真面目にいいよった。
・・・汚ぇw 飯食う流れだろ今の。
俺 「オ~・・イッツ ジョーク。」
Fernando 「ジョーク?ヨーク?」(スペイン語は”J”を発音しない)
俺 「イエス。イッツ ヨーク・・」
んで他の警察署について、やっと紛失届を出したんだ。
スペイン語のフォームか英語のフォームのどっちがいいか聞かれて、
とりあえず英語選んどいた。まぁどっちにしてもわからなかったけど。
コレの裏には”宗教”とか書く欄があるんだけど、
「無いよ」っていったら、nothingってかけって言われたんで、
そうかいといた。仏教なのかな?まぁ無しでいいだろ。
そのことについて帰りのバスの中で
Fernando 「おまえ宗教はないのか?カトリックじゃないの?」 って聞かれたんだが
俺 「No.I have no religion. ROCK'N'ROLL is my religion.」 って言ってやったわ。
んで届け出が済んで、ビデオカメラにフェルナンドの紹介を撮らしてもらった。
Fernand 「コンニチハ。ワタシハ フェルナンド ゴンザレス デス。
I'm a police officer. ~~~~」
まぁこんなんだ。あとはスペイン語でわからん。勉強しねぇと。
んで、何が食いたいって話になったんだ。
で、「お前なにが好きだ?」って聞かれて、俺は「鶏肉が好きだ。」と答えた。
逆に「Fernandoは何が好きなんだ?」って聞いてみたら
Fernando 「チョーファン。チョーファン。」
なんて言うわけですよ。
何だろう・・チョーファンて・・・
俺 「Japanese food?」
Fernando 「イエス。チョーファン。」 っていうわけですよ。
なんだろう・・・・・
Σ( ̄□ ̄;)!!
チャーハンだっ!!
Japanese food じゃねぇ・・・w
そんな話をしながら 「で、何が食いたいんだ?」って話になって
俺は 「うまいタコスが食いたい。」っていったら、行きつけのタコス屋に連れてってくれたんだ。
そんで、何と、白昼堂々。警察官と2人でビール飲みながらタコスくったんだよ。
警察官、ビール飲んでんだぜ。日本じゃありえない現実がメキシコにはあったよ。
んで、
「サルーってのは日本では『カンパイ』って言うんだよ。
飯を食い始める時、日本では『いただきます』、終わる時は『ごちそうさま』って言うんだよ。」
なんて話しながら飯をくった。メキシコには飯の挨拶がないみたいだから。
んで飯食い終わって、帰りのメトロに乗った。
メトロには中吊り広告があってね、そこに 『SEXO FERIA』 って書いてあったんだ。
んでフェルナンドがそれをみて言った。
Fernando 「Are you interested in SEXO FERIA?」
セクソフェリアに興味はあるか? だってさ。
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